日常に「ご褒美」を散りばめて子育てをラクに

ラクな考え方

子供を育てるのって、本当に大変ですよね…

朝の出勤・登園前のバタバタなときに、なかなか準備をしてくれなかったり。ハヨセー

「幼稚園行かな〜い」と気まぐれに行ってみたり。イカンカ

「公園から絶対に帰らない!」と頑として動かなかったり。スムカ?

「絶対に片付けなーい」とレゴを出しっぱなしにしたり。フムヤロ

ご飯を落ち着いて座って食べてくれなかったり。イスニセッチャクザイツケタロカ

お風呂上がりに急に裸族になってみたり。カゼヒクヤロ

ハミガキ嫌〜なんて言ってみたり。ムシバナッテイタイノジブンヤデ

「絶対に寝ない〜!!」とベッドの上で運動会を始めたり。ネロ

1日生活するのに何回、子供に言うこと聞いてもらわないといけないことか…!!¯\_ʘ‿ʘ_/¯オテアゲー

「ご褒美でつる」というと本当に賛否両論あると思いますが、色んな人が色んなことを言う時代

私も子育てに悩んで数十冊の育児書を読み漁りネット検索魔と化したこともありましたが、結局は親と子がストレスなく仲良く笑って普通に過ごせるなら、なんでもいいんじゃないかと思います。

「これをすると子供がだめになる」なんて論は(暴力・暴言・虐待やネグレクトでない限り)あまりに短絡的で乱暴ではありませんか?

同じように育てても同じようには育たないのが人間

持って生まれた性格や周囲の人達、個人がする経験、果てはお兄ちゃんか弟かまで、様々な要素が絡まって人って出来るんだから。

親が干渉する部分って愛情や環境を整えたことなんじゃないかなー。親の影響はあれど、全てを親の育て方のせいにするのはおこがましいんじゃないかなと。

少なくとも私は、ワンオペで壮絶なヤンチャ兄弟を育てるのに、この「小さなご褒美」法がないと到底やってられなかったです。それに、「早くやりなさい!」と青筋立てて怒鳴り散らすよりもずっと省エネで効果的でした。

「これをすると楽しいことが待っている」というプラスの意識を持って自分から進んでやっていると、いつかそれが習慣になって考えなくてもやるようになります。

気がついたら、ご褒美なしでもやるようになってることが増えています。それまでの辛抱です。

ものは試しです。だめだったら工夫して方法を変えるまでです。少しでも親子がラクになりますように。

まずはじめに

この方法は『子供に言われるがままなんでもかんでも買い与えるもの』ではありません。

私の言う「ご褒美」とは、物だけではないからです。日常で何となくしている・あげている物の活用です。

ご褒美=楽しみ

と考えてください。子供の楽しみ、と思うと悪い気はしないでしょう(. ❛ ᴗ ❛.)

気をつけたいこと3つ

1つめは「ご褒美を条件にしない話し方」です。

ちょっとした言葉遊びのようですが、例えばご褒美がお菓子なら、

「これをしたらお菓子あげるね〜」

ではなく

「これをしてからお菓子を食べようね〜」と言うことです。

「〜したら」とご褒美を条件にすると「お菓子くれないとやらないー」と逆に子供に条件を出されかねないからです(*﹏*;)あくまで主導権は親にあるように。

例) 子「ママ〜お菓子ちょうだい」

親「部屋が散らかってるから片付けてから食べよっか!」

子「え〜今食べたいよ〜」

親「散らかってたらママ踏んで痛いしLEGOも掃除機で吸ってなくなっちゃうよ?早くやって早く食べよう!今日のおやつは美味しいよ〜(◔‿◔)」

(片付けの途中で遊びだしたら「あれ?お菓子はまだ食べなくていいの〜?」の声がけで現実に戻ります。笑)

これで、うちの壮絶たちは、後のお菓子のことを考えてワクワクしながら片付けます。(時にぶつくさ言っています)そして片付けたら思いっきり褒めます。今度は褒められたいがために自主的に片付けることもあるかもしれません。

2つめに、ご褒美で脅さないことです。「もう!おやつあげないよ!」です。ワタシヤリガチ〜

3つめに気をつけることは、ご褒美は子供が「ちょっと嫌だな〜面倒だな〜と思っていること」をするように仕向けるためのもので、「楽しんでやっていることには物のご褒美はいらない」です。アンダーマイニング効果になるからです。(子供が元々好きなことにご褒美をあげると興味を失ってしまうこと)

前置きが長くなりましたが、中身にうつりたいと思います。

ご褒美その1.食べ物

お菓子の例の他、私は食後のデザートを活用します。これは食事に興味の薄い子供向けです

イチゴやマスカット等を用意して「全部食べると3つ、立たないで食べると+1つ、時間内に食べると+1つだよ〜」と親がやってほしいことを盛込んだルールを決めます。

この方法で、好き嫌いの多かった長男は、少しずつ自分から食べるようになり食べられる物も増えたように思います。(無理強いはよくないので、子供が食べられる量をよそうこと・「嫌いなきのこは1個でいい」などの譲歩も必要です)そしてあまり離席することもなくなりました。

あとは、お風呂上がりのゼリーです。

よくあるスティックタイプのゼリーも凍らせたら子供は大喜びします。果汁100%のものを選ぶのがおすすめです。

わが家のルールはお風呂上がりに「脱衣所から逃亡しないで、パジャマを着て髪の毛を乾かしてストレッチしてから」ゼリーです。

「本人が寒いと気づくまで裸でいさせる」方法も、もちろんやりました。

…熱が出て大騒ぎした上、本人の学びは一週間しか続きませんでした(笑)ご褒美にすると、ルールを守って着替えて今では習慣化されてちゃんとするようになりました。

ご褒美その2.親やTVの時間

朝の支度が進まないとき、「お着替えして朝ご飯食べてからテレビ見ようね〜」と声がけすると効果的です。(ちなみにわが家は普段からテレビはつけていません)ついているとつい見ちゃうので、朝の準備が進まない〜と嘆く方は「テレビはやることやってから」つけるといいと思います。テレビの時間がないとき、うちは「井藤漢方製薬キッズハグDHA」をあげています。賢くなぁれ(笑)

親との時間、は例えば寝る前の読み聞かせタイム

わが家は就寝時間が20:30なので、20時頃から「寝る準備早くしたら20:30まで本をたくさん読めるよ~!」と声がけします。

ご褒美その3.褒め言葉

親はつい子どもの出来ていないところに注目しがちです。

ところが!出来ていないところを注意するよりも、一瞬でも出来たことをすかさず褒める方が実は効果的なんだそうです。

兄弟仲良く遊んでても親は何も言わないのに、ケンカしたとたん怒り出す。あるあるですよね〜(妖怪ウォッチのウィスパー風)

例えば仲の良いときに

「わあ!仲良く遊んでるねぇ〜!(Youメッセージ)ママ嬉しいな!(Iメッセージ)あなた達は本当に仲のいい兄弟ね。(ラベリング)」と褒めていけば、また褒められたいと仲良くする時間が長くなると思います。

繰り返し言うことで(刷り込み)「僕達は仲良しなんだ」等と、定義づけられると期待に応えようとその通りの行動をとろうとするようです。

「あなたはいつも家をキレイにしている人なのね」と言われたら、汚くできなくなるように。言われたことないですが。アレ?

このようにラベリング効果(レッテル貼り)を適度に使うのもおすすめです。

→ちょっと思いついたので脱線しますが、悪い方にラベリングされた例がのび太くんだと思います。周囲に「ダメなやつ」とバカにされ続け「どうせ僕なんて何をやってもダメなやつなんだ」と努力しない。逆に出来杉君なんて、名前からラベリングされてて手軽で羨ましい限りです。

どうせなら、いい方にレッテル貼りたいですね。

ご褒美その4.「1番」

兄弟が遊んでいてなかなかお風呂に入らないとき、「お風呂入るの1番の人から体洗おっかな〜」と呟くとダーーッと走ってババッと脱いで入ります。大抵長男が勝つので次男は初めのうちは泣いていましたが、そのうち私に言われる前に脱衣所に来て脱ぎ始めたりと、頭を働かせるようになりました(笑)

それでも大抵、次男が負けるので救済措置として「2番だった人は1番に歯の仕上げ磨きしてあげるからね」で一応納得しもらっています(・∀・)オヤトク

あとは、寝る前のトイレ。「1番の人から水をあげるね〜」です。これも小さい次男が負けるので次男は寝室の電気を消す係です(笑)オヤトク

最後に

これだけ工夫しないと言うことを聞いてくれないわが子はなんなの?

あの子やあの子は普通に親の言うことをよく聞くいい子なのに…

隣の芝生は青く見えるじゃないけど私も街中で、親の後ろを黙って付いて歩く子や、スーパーでじっと親の側にいる子を見たら2度見します(笑)

でも忘れてはならないのが、それが「切り取った光景」だということ。その子の親は別のことで育児の大変さを感じているかもしれません。

わが子は居てくれるだけで可愛い

だって可愛いんだもーん!

と親バカ全開で楽しくラクにいきましょう。

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