自己紹介にも記載しましたが、次男が生まれてからの長男は『荒れ狂う海のクラーケン』でした。いやクラーケン見たことないけどʘ‿ʘ
1月生まれの長男と5月生まれの次男では3学年差とはいえ実年齢では約2歳半差。イヤイヤ期真っ只中に赤ちゃん返り、そこに幼稚園入園と来たら荒れ狂うしかない(のか?笑)
親からしたらこの世は暗黒時代。
ママ友のところは4月生まれのご長男&3月生まれのご次男の組み合わせで、1人目の余裕があるときにゆっくり育てて2人目はササッと幼稚園行ってくれて良かったと言っていました。最高かよ〜!!
とはいえ、時は戻らぬ。
一般的に赤ちゃん返りは5.3ヶ月、男の子は1年半(近くの小児科医談)続くと言われている中、
私の暗黒時代は約2年半、続いたのです(笑)
ここだけの話、兄弟の大喧嘩が双方にとって悪影響なため「しばらく離れて暮らした方がいいんじゃないか」と施設を探すくらい思い詰めたこともあります。
犬を飼うという謎の迷走をしたこともあります(笑)ジブンノクビシメタ
それが今や!ケンカはするけど、周囲もびっくりのラブラブ兄弟になったのです。

もちろん、もとは優しい兄の性格と弟の甘え上手さや2人の成長によるところも多いとは思うのですが、親が兄弟仲良くさせるためにやったことを書こうと思います。
仲良くなったら一緒に遊んでくれるし怒らなくて済むのですごくラク(✯ᴗ✯)
ただ、冒険物語でも「仲間になる過程がある」ように、上の子にも受け入れる時間が必要だということは忘れないように、焦らずゆる〜い気持ちでいきましょう。
今現在悩まれている方が少しでもラクになりますように。
絵本を利用する
メルカリやヤフオクを利用しつつ絵本は200冊くらい買ったのですが、読まず嫌いなのは重々承知で「ちょっとだけ」系の本は買いませんでした。長男には「弟ができて僕はガマンしてる」、というアイデアを植え込みたくなかったからです。親向けだという方もいらっしゃいますが、親の罪悪感を煽っているような気がして私は好みませんでした。「上の子も頑張ってるから優しくしてあげよう」という意識を持てたら充分です。こっちも頑張ってるのよっ◝(⁰▿⁰)◜
そのかわり、私がしつこく読み聞かせしてたのが「ぶーちゃんとお兄ちゃん」です!!

バムとケロの島田ゆかさんの絵本です。お兄ちゃんが大好きだから何でもマネをする、兄弟の優しい世界です。本当におすすめです。
「わたしのおうち」は兄弟の感想の意見が分かれて面白いです。お姉ちゃんが弟をぶつシーンがあるのですが、次男は「ぶつなんて酷い!」長男は「邪魔するのが悪い」と。最後は仲良く遊んでるので「ほら兄弟って楽しいでしょ」と言えるし、許し許されの兄弟のあるあるな姿が見える本です。

ひたすらにラベリング

兄弟が増えるって、上の子からしたら「親の愛情が奪われる」脅威なんだそうです。「夫の愛人が突然やってきて一緒に暮らす(しかも愛人の方が構われる)」ことをイメージすると、上の子にとっていかに『試練』なのかが分かりますね。
でも、その愛人がめちゃくちゃに慕ってきてくれるとどうですか?ちょっと許せそうじゃないですか(笑)
だから、私は『ラベリング』を使いました。(ラベリング=レッテル貼り)
「弟は本当ににーにのことが大好きだね」
「仲良し兄弟だな〜HAHAHA」
「見て!にーにが優しいから弟も優しいよ!!」
「にーにが大好きだからマネするのね」
「さっすがお兄ちゃん!よく泣き止ませられたね。弟のことママよりよく知ってるね!」
「弟がいるといいね、一緒に遊べるから楽しいね。ママも弟ほしかったわ〜」
他には、仲良しの時を狙って撮った写真を部屋に飾って視覚からもアプローチして刷り込みました(笑)
こうして「仲良し」ラベルをそれはそれはベッタベタに貼った結果…
弟は兄の幼稚園行くときに寂しくて泣き、兄はそれ見て「弟はよっぽど俺のことが好きだからな」とほくそ笑む程になりました。
どこまでも兄弟平等に
左手で弟を抱っこすると右手で兄を抱っこする、兄を褒めると弟も褒める。兄にドリルをあげると弟にもあげる…。
ようはお互いがお互いを「ずるい!」と思わせないように、できる範囲で平等に扱うことを意識しました。
コロナで会えないじーじばーばから現金書留でもらったお年玉が「兄5000円、弟3000円」だったときは「あれ?間違ったのかな?4000円ずつじゃない?」て言ってみたのですが、その場で電話させられ、義母から間違いじゃないと言われ
光の速さで弟に2000円渡しました。
イタイーお財布がイタイーー!!!
大人の理屈なんて子供には簡単には理解できません。同じが大事、です。
とはいえ、やっぱりお兄ちゃんには我慢してもらっているところもあるので、次男がプレ幼稚園でいない時にたまに2人で美味しいもの食べに行ったりしています(◔‿◔)オヤトク
上の子を頼る
「弟みといてあげてね」「弟泣いたよ〜どうしようお兄ちゃん」等、
簡単なことを上の子に頼ると、「しょうがないな〜」って面倒を見てくれます。そのうちに、弟を庇護する対象に見てくれるようになったような気がします。
「おばけ来たらにーにが守ってあげるからね」
今では「にーに!にーに!」と、甘え上手な弟に、目尻を下げて甘い声でそう言ってくれています。
弟がおすわりするようになった生後6ヶ月のときに、向こうから走ってきてエルボー食らわした兄のセリフとは思えません(笑)
親が先に死ぬことを伝える
「ママやパパが死んでも、君たち兄弟がいるから寂しくないね。この世でたった2人の兄弟なんだからお互いを大事にしなさいよ」と折を見て話しておきます。
効果の程は分かりませんが、神妙な顔をしてお互いの手をキュッと握ってたりするので。遠〜い未来への種になればいいなと思います。
最後に
2年半もかかりましたが、今や最高の相棒になりつつある爆裂兄弟。
現在悩まれている方、
焦らないで大丈夫です。
今だけです。
マラソンで言うと今は心臓破りの坂の途中です。ずっと続く坂はない。
登って見渡せば、きっといい景色が見えてくるはずです。
コメント